ダイエット作戦 No.2:「食欲」の科学的な仕組みについて学習

hokenC

私(hokenC)は今、少しずつ適性体重に戻していくためのチャレンジを開始しています。とりあえず間食(=ティータイム)の内容を見直して甘いものを習慣的に食べてしまわないようにしました。すると体重が500グラム減少していて「やっぱりコレか!!」と思いました。
三度の食事については、普段からバランスを考えて摂取しているのであまり大きな変更は必要ないのかな〜と感じています。

目次

今回は「食欲」について学習します

満腹中枢と関係がある物質

オレキシン:脳の視床下部などから分泌される物質で、摂食を促す効果があります。

グレイン:空腹時に胃から分泌される物質で、摂食を促す効果があります。

グルコース:食事で摂取した炭水化物が分解されたもので、小腸から吸収され、体のエネルギー源となります。また、血中濃度が上がると食欲が抑えられる仕組みになっています。

インスリン:血中のグルコースの濃度が高まると、膵臓からの分泌が増えて、食欲を抑える働きがあります。

脂肪酸:脂肪が分解されてでき、エネルギーとして利用されます。また、脂肪酸の血中濃度が高まると食欲が強くなります。

レプチン:脂肪細胞から分泌される物質で、食欲を抑える働きがあります。

別腹のメカニズム

別腹を生じさせているのは脳の「前頭連合野」で、精神作用や知的活動を生み出す大事な場所になっています。この部位は視覚、触覚、嗅覚などから収集した情報の整理を行い、味を評価したり、摂食中枢をコントロールしたりしています。でも空腹時はあまり役割はなく、前頭連合野ではなく視床下部の食欲中枢から直接指令が下ります。いったん満腹になってからさらに何かを食べるとき(=別腹状態の時)は、前頭連合野から摂食中枢に信号を送り、胃の入口の筋肉をゆるめ胃のなかのスペースを確保してしまうということです。

別腹の仕組みにはオレキシンが影響しているといいます。この物質は視床下部に働きかけ摂食行動を促し、それだけではなく覚醒作用や睡眠サイクル、エネルギー代謝の促進、血圧上昇、ストレス反応などを引き起こすと考えられています。

やみつきになりやすい食べ物は、残りを手の届かないところに隠したり、人にあげるなどしてそれ以上は食べないようにすることが大切だといいます。

hokenC

甘いものが好きなので、たくさん食べないように気をつけます。

文 献

木村 直之 編(2021)Newton 別冊 健康にやせるための科学知識, ニュートン プレス.

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