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コラム【ら✖️ラ】の物語:ライフサイクルの年輪が重なる、重なる「今は蘭茶のベッドできょうだいと遊んでいます」
蘭茶(らんちゃ) 蘭茶(らんちゃ)は、茶がからせた赤みのある黄褐色のことをいいます。この色は江戸時代に流行した「四十八茶百鼠(しじゅうはっちゃひゃくねず)」の一つで、色名の由来は「木蘭染(もくらんぞめ)の茶色」から来ていると考えられていま... -
コラム【よ✖️ヨ】の物語:輸入スーツは洋紅色(ようこうしょく)「ヨークの磁力を舐めないでほしい」
洋紅色(ようこうしょく) 洋紅色(ようこうしょく)とは、深く鮮やかな紅赤色のことで、別名「ようべに」とも言われています。この色は江戸時代の後期に西洋から伝わった紅色のことで洋名は「カーマイン」といいます。カーマインはメキシコのサボテンに寄... -
コラム【ゆ✖️ユ】の物語:夢の中はユング・・「聴色(ゆるしいろ)のドレスを着てもいいですか?」
聴色(ゆるしいろ) 聴色(ゆるしいろ)は、紅花で染められた淡い紅色のことで、紅花大一斤で、絹一疋 ()が染められた色合いを指しているといいます。一般的には「一斤染(いっこんぞめ)」という色名で知られています。古代、紅花はとても高価な染... -
コラム【や✖️ヤ】の物語:ヤング=ヘルムホルツの朝「禁色の山鳩色が飛び立つ瞬間・・光の波動を感じたい」
山鳩色(やまばといろ) 山鳩色(やまばといろ)は、山鳩の羽のような灰みの強い鈍い黄緑色をしています。山鳩とは青鳩のことで、色名はその羽の色に由来しています。染色は紫根で染められていたということですが、実はこの色「麹塵」や「青白橡(あおしろ... -
コラム【も✖️モ】の物語:もう少しモラトリアムを堪能したい「桃花色を屋根裏部屋に収納する方法」
桃花色(ももはないろ) 桃花色(ももはないろ)とは、美しく咲く桃の花のような淡い紅色のことをいいます。色調は鴇色(ときいろ)よりもやや淡く、桜色よりも赤みが強い色になります。この色は女性らしい色合いということで、江戸時代には女性の肌着や裏... -
コラム【め✖️メ】の物語:みんなのメンタル・リハーサル「滅紫(めっし)の羽ばたきよ、再び」・・・鴇色(ときいろ)が舞う空に思うこと
滅紫(めっし) 滅紫には二つの読み方があります。以前にもコラム【け❌ケ】で紹介をさせていただきました。今回は「けしむらさき」ではなく、別名「めっし」について掘り下げてみたいと思います。これらは全く同じ色名ということですが、何かが違うと goma... -
コラム【む✖️ム】の物語:ワタシのムーンショット計画「紫式部に会いに行くんです」
紫式部(むらさきしきぶ) 紫式部(むらさきしきぶ)と呼ばれている色は、紫式部の実のような赤みのある渋い紫色のことをいいます。この植物は山野に自生するクマツヅラ科の低木で、紫色の小さな実がたくさん重なり合ってなります。その実の色からこの色名... -
コラム【み✖️ミ】の物語:ミニマックスで蜜柑色のアレを手にいれる「想定される最大の損失が最小になるように・・・」
蜜柑色(みかんいろ)= tangerine orange、bright orange 蜜柑色(みかんいろ)は別名タンジェリンオレンジと呼ばれ、蜜柑の果実の表皮のような黄赤色のことをいいます。JISの色彩規格では橙色よりも少し赤みが少なく黄色みが強い色をしていて、明るいオ... -
コラム【ま✖️マ】の物語:舛花色(ますはいろ)のソファでマインドフルネス「今が一番好きです・・・ワタシ」
舛花色(ますはいろ) 舛花色(ますはないろ)は、灰みのある淡い青色のことで、浅葱色に渋みを加えた淡縹系統の色を指しています。江戸時代の後期には、人気役者の五世「市川団十郎」が当時流行していた浅葱に渋みを加えた色を市川家の家芸に用いたことが... -
コラム【ほ✖️ホ】の物語:ホメオスタシスのささやき:「百花の王」牡丹色の小袖を卒業してみたい
牡丹色(ぼたんいろ)= peony purple =bright red purple この色は、春から夏のはじめにかけて咲く牡丹の花びらのような紫紅色をしています。また中国では「百花の王」とも呼ばれているとのことです。色目としては、平安時代からありましたが、定着して...