gomagoma– Author –
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エッセイ:腰の痛みの原因は、長年放置していたものを片付けるための原動力
腰痛の原因は何だろう? 昨日から珍しく腰に痛みが走り、いつもよりも慎重な動作で家事をこなさなくてはならないようになっている。 原因はわかっている。今まで放置していた浴室の壁面を元の状態に戻すことを決断し、その作業が中腰状態となり思わぬ肉体... -
エッセイ:肌寒い朝に光がさすとしたら、それは何だろう?
春はやってこない気がする 母がこの世を去ってから約1ヶ月が過ぎようとしている。すでに現段階で、母と暮らした生活の記憶が薄れてきている。私の人生のスパーンでいうと、実家で暮らした年月よりも新しい家族と形成した日々の方が明らかに長くなってきて... -
エッセイ:インド映画の迫力のせいで、今夜は熟睡することができてしまいました
自宅が戦場のようになる 夢を観ない夜もあるものだ。 私は日中の空き時間を有意義に過ごそうと考えて、自宅で有名なインド映画をレンタルした。今回はあらすじも確認しないままだったので、ミュージカルのようなダンスシーンのオンパレードだとタカを括っ... -
エッセイ:控えめな春の訪れ「桜の枝が細部まで確認できるとき」
ファミレスでモーニング・・・そのあと 目玉焼きが2つ食べられるモーニングを注文する。少し早いが昼食を兼ねて、スープとパンもいただくことにする。ランチということであれば、かなり安価な楽しみ方である。 せっかく来たのだから、もう少し車を走らせ... -
エッセイ:春がやってくる前に、雨で過去の思い出も洗い流すと良いかも知れない
夢の中で整理整頓 夕暮れの校舎はセピア。高校生になった私は、年老いた同級生達とともにバンドを組んでいる。何を演奏担当しているのかわからないけれど、今日がバンド活動の千秋楽という事だった。 披露した曲はわからないけれど、撤収作業が早々に完了... -
エッセイ:遺品整理をさらに、さらにシンプルにする事こそが有益な遺産相続である?
これから残すべきものとは? 母は3月末ごろまでは、あの世とこの世を彷徨っているという位置付けらしい。鈍感な私は、自宅でボーダーラインの気配を感じることなく、亡き父とタッグを組んで様々な片付けをしている。若かりし頃の父・母の写真は、とても綺... -
エッセイ:長い橋を渡るには、それなりの時間がかかるらしい
母の終の棲家はここだったのか・・・ どれくらいもつのだろうか?ひな祭りまで共に過ごすことはできるのだろうか? 酸素吸入をしている母の血圧が低下してきている。老人ホームの看護師の方からは尿量も減少しているとの経過報告を受けた。 「もう、長くは... -
エッセイ:苦しむことなく「失って」「諦めて」「輝いて」残るもの
「失うこと」「失うもの」「諦めるもの」「諦めること」 手指消毒、健康チェック、マスク・フェイスシールドの着用を済ませて入室する。有料老人ホームへの面会人には感染予防のための制限がある。本来は週1回の面会ということになっているけれど、私には... -
終の住処を整える:気がかりな産物をいかに整理すれば良いのか迷います
今できることはないか? 我が家の終活は焦らず、ぼちぼちというところで小出しにやり続けています。この頃では屋根裏部屋の再点検なども実施していて、「雛飾りの屏風はどうしたかな〜?」と確認したりしています。 これ、断捨離していました。あってもい... -
終の住処を整える:覚悟すべき時がきても、少しでも楽しく過ごせたらいい
住処が医療機関のように・・・ 老人ホームの一室には現在、酸素ボンベや痰を吸引するための機器が設置されている。 緊張感が高まる。母は会話ができる状況だけれど、こちら側が注意深く聞き取らなくては何を言っているのか理解できない段階にある。数日前...
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心理学人名事典:ラザルス[Lazarus,Richard;1922〜2002]
ラザルスはどんな人? ラザルス ラザルスはニューヨークで生まれ、ピッツバーグ大学で博士号を取得したアメリカの心理学者です。彼はロサンゼルス大学バークレー校の教授で、実験的なストレス研究を行っていましたが、1970年代には人間の実生活の研究に関... -
心理学人名事典:オルポート兄弟[Allport,Floyd Henry;1890〜1978][Allport,Gordon Willard;1897〜1967]
Allport,Floyd Henry Allport,Gordon Willard オルポート兄弟はどんな人物? Allport,Floyd Henry;1890〜1978(兄) アメリカの心理学者で、1919年にハーヴァード大学で博士号を取得後、ノースカロライナ大学の教授となり、長くはシラキュース大学で教鞭... -
ラファエロの螺鈿(らでん):失って孤独になること、失って輝くもの、失って着地するところ
ラファエロの螺鈿(らでん):失って孤独になること、失って輝くもの、失って着地するところ 小さな家を建てる時、それは父なるもの、母なるものを「永遠に・・・」と考えること。gomagoma は段々と独立すべき時期が迫っているということを自覚しています... -
子どもの発達のために必要なトレーニングがあるとしたら:まずは共同注視から
共同注視:同じものを見て、ひとつの世界を共有する 同じものを一緒に見る「共同注視」はアタッチメントの形成の第一歩です。発達面で課題がある子どもの場合は、親となかなか視線が合わず、共同注視が遅れるのが特徴です。 視線があわせにくい場合は・・... -
子どもと親のこころを支える(8):アタッチメント理論(ボウルビィの愛着理論)について考える
霊長類のアタッチメント 霊長類を母親から離すと、最初は抵抗するけれど後に絶望を示すようになります。そして最終的には感情を示さなくなってしまう。ボウルビィは、乳児−母親の1体1の関係の重要性を課題にしていたということで、他のアタッチメント対... -
みんなの保健室 gomagomaplace 1
久しぶりに口内炎ができました。他に症状はありません。「私、元気なはずなのになぜ?」 と考えるのです。思い当たるふしはひとつ。この「ごまごまプレイス(gomagomaplace )2nd」を立ち上げるきっかけとなったサイトエラーです。自分では落ち込むことは... -
心理学を学ぼう(12):心理状態の観察及び結果の分析(キーワードを確認)
今回は正直いって、面食らった感じになっています。過去問題については消去法とかで何とか正答できたとしても、心理検査の略語と内容がわからないのです。この領域については学部に戻った感じでノートを作成し、まとめながら暗記するほかないな〜と思って... -
心理学人名事典:リピット[Lippitt,Ronald Otis;1914〜1986]
リピットはどんな人? アメリカの社会心理学者で、アイオワ大学で修士号と博士号を取得し、ミシガン大学で心理学と社会学を教えていました。彼はレヴィンの指導のもとに、ホワイトと行った集団雰囲気に関する実験的研究は、グループ・ダイナミックスにおけ... -
Essay のんびり気の向くままに:秋の夜長を少しでも安眠できるようにしたい
久しぶりに遠方から家族が帰省し、同じ部屋で就寝しました。するとびっくりするくらい熟睡して、朝までぐっすりでした。これはなぜ? 普段の睡眠環境が良くないらしい いつもは家人と同室で眠っていますが、夜間に3回くらいは音声(=いびき)で起きてしま... -
心理学人名事典:コールバーグ[Kohlberg,Lawrence;1927〜1987]
ローレンス・コールバーグ コールバーグはどんな人物? ニューヨーク市生まれで、1958年にシカゴ大学で学位を取得しています。彼はイエール大学などを経て、1968年にはハーヴァード大学の教授に就任し、1974年には同大学の道徳教育発達センターの所長にな...