gomagoma– Author –
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コラム【ろ✖️ロ】の物語:アナタとワタシのロメオとジュリエット効果「逆境に立つ緑青のサビが魅力的です」
緑青(ろくしょう) 緑青(ろくしょう)は孔雀石(マラカイト)から作られる顔料のことで、明るく鈍い青緑色をしています。この色は緑系の代表的な伝統色で、飛鳥時代に中国から伝来し、昔から建築や彫刻の彩色に使用されました。今でも日本画では緑色を表... -
コラム【れ✖️レ】の物語:アナタとワタシのレディネス「檸檬色の群生を収穫する時期は今でよろしいでしょうか?」
檸檬色(れもんいろ)= lemon yellow(vivid greenish yellow) 檸檬色(れもんいろ)は、やや緑みを帯びた薄い黄色のことをいいます。この色は果実のレモンに由来した色名で、19世紀にヨーロッパで誕生した絵の具の「レモンイエロー」が有名です。日本で... -
コラム【る✖️ル】の物語:本当の姿を見せてくれ「瑠璃色のルビンの壺は図? それとも地?」
瑠璃色(るりいろ) 瑠璃色(るりいろ)は、濃い紫みの鮮やかな青色のことをいいます。本来「瑠璃」とは仏教世界の中心にそびえ立つ須弥山 ()で産出される宝石で、仏教の七宝の一つでした。この瑠璃色は至上の色として神聖視され、透明感のある色合... -
コラム【り✖️リ】の物語:竜胆色(りんどういろ)の群生たちへ告ぐ「今、リンゲルマン効果に身を委ねているのは誰だ!」
竜胆色(りんどういろ) 竜胆色(りんどういろ)は、竜胆の花のような薄い青紫色のことをいいます。 この花は日本の山野に自生するリンドウ科の多年草で、日本の秋を代表する植物です。小さく可憐な花々は古くから日本人に好まれ、色名も平安時代の頃から... -
コラム【ら✖️ラ】の物語:ライフサイクルの年輪が重なる、重なる「今は蘭茶のベッドできょうだいと遊んでいます」
蘭茶(らんちゃ) 蘭茶(らんちゃ)は、茶がからせた赤みのある黄褐色のことをいいます。この色は江戸時代に流行した「四十八茶百鼠(しじゅうはっちゃひゃくねず)」の一つで、色名の由来は「木蘭染(もくらんぞめ)の茶色」から来ていると考えられていま... -
コラム【よ✖️ヨ】の物語:輸入スーツは洋紅色(ようこうしょく)「ヨークの磁力を舐めないでほしい」
洋紅色(ようこうしょく) 洋紅色(ようこうしょく)とは、深く鮮やかな紅赤色のことで、別名「ようべに」とも言われています。この色は江戸時代の後期に西洋から伝わった紅色のことで洋名は「カーマイン」といいます。カーマインはメキシコのサボテンに寄... -
コラム【ゆ✖️ユ】の物語:夢の中はユング・・「聴色(ゆるしいろ)のドレスを着てもいいですか?」
聴色(ゆるしいろ) 聴色(ゆるしいろ)は、紅花で染められた淡い紅色のことで、紅花大一斤で、絹一疋 ()が染められた色合いを指しているといいます。一般的には「一斤染(いっこんぞめ)」という色名で知られています。古代、紅花はとても高価な染... -
コラム【や✖️ヤ】の物語:ヤング=ヘルムホルツの朝「禁色の山鳩色が飛び立つ瞬間・・光の波動を感じたい」
山鳩色(やまばといろ) 山鳩色(やまばといろ)は、山鳩の羽のような灰みの強い鈍い黄緑色をしています。山鳩とは青鳩のことで、色名はその羽の色に由来しています。染色は紫根で染められていたということですが、実はこの色「麹塵」や「青白橡(あおしろ... -
コラム【も✖️モ】の物語:もう少しモラトリアムを堪能したい「桃花色を屋根裏部屋に収納する方法」
桃花色(ももはないろ) 桃花色(ももはないろ)とは、美しく咲く桃の花のような淡い紅色のことをいいます。色調は鴇色(ときいろ)よりもやや淡く、桜色よりも赤みが強い色になります。この色は女性らしい色合いということで、江戸時代には女性の肌着や裏... -
コラム【め✖️メ】の物語:みんなのメンタル・リハーサル「滅紫(めっし)の羽ばたきよ、再び」・・・鴇色(ときいろ)が舞う空に思うこと
滅紫(めっし) 滅紫には二つの読み方があります。以前にもコラム【け❌ケ】で紹介をさせていただきました。今回は「けしむらさき」ではなく、別名「めっし」について掘り下げてみたいと思います。これらは全く同じ色名ということですが、何かが違うと goma...
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心理学人名事典:イザード[Izard,Carroll Ellis;1924〜]
イザードはどんな人物? アメリカの感情心理学者であり、発達心理学者です。学位はシラキュース大学で博士号を取得し、デラウェア大学の教授の職につきました。 イザードの業績とは? 感情とは人類が適応課題に対処するために進化させたものであるという立... -
心理学人名事典:ラザルス[Lazarus,Richard;1922〜2002]
ラザルスはどんな人? ラザルス ラザルスはニューヨークで生まれ、ピッツバーグ大学で博士号を取得したアメリカの心理学者です。彼はロサンゼルス大学バークレー校の教授で、実験的なストレス研究を行っていましたが、1970年代には人間の実生活の研究に関... -
心理学人名事典:オルポート兄弟[Allport,Floyd Henry;1890〜1978][Allport,Gordon Willard;1897〜1967]
Allport,Floyd Henry Allport,Gordon Willard オルポート兄弟はどんな人物? Allport,Floyd Henry;1890〜1978(兄) アメリカの心理学者で、1919年にハーヴァード大学で博士号を取得後、ノースカロライナ大学の教授となり、長くはシラキュース大学で教鞭... -
心理学人名事典:ムーア[Moore,O.K.]
ムーア[Moore,O.K.]とは? 応答する環境( responsive environment )を提唱 幼児や児童がその周囲の環境である人やモノに働きかけたとき、それらが適切に応答すると、手ごたえ感や効力感が感じられ、知的好奇心が喚起されます。つまり、「応答する環境... -
心理学人名事典:ツング[Zung, W. W.]
ツングはどんな人? ツァン (Zung, W. W.) は「SDS(Self-rating Depression Scale)=自己評価式抑うつ性尺度」の原案を作った人です。彼は、デューク大学に臨床医として在職している時にこれを作成し、日本においては1965年に福田一彦、小林重雄氏らで、... -
ラファエロの螺鈿(らでん):失って孤独になること、失って輝くもの、失って着地するところ
ラファエロの螺鈿(らでん):失って孤独になること、失って輝くもの、失って着地するところ 小さな家を建てる時、それは父なるもの、母なるものを「永遠に・・・」と考えること。gomagoma は段々と独立すべき時期が迫っているということを自覚しています... -
小屋組から聴こえるコロス:新しい小さな家に希望を・・・「若くして嘆くこと勿れ」
小屋組から聴こえるコロス:新しい小さな家に希望を・・・「若くして嘆くこと勿れ」 屋根面を支持し構成する骨組みがたくましい。軒桁(のきげた)から上部の部材が組み合わさって重たい屋根でも確実に支持しフォローする。 小屋組は数ある建築物の柱とと... -
心理学人名事典:ケーラー[Kohler,Wolfgang;1887〜1967]
ヴォルフガング・ケーラー ケーラーはどんな人物? ドイツの心理学者で、エストニアのリヴァルに生まれました。1909年にベルリン大学のシュトゥンプのもとで学位を取得し、その後類人猿の知能研究をカナリア諸島のテネリフェ島で行っています。彼はウェル... -
心理学人名事典:リピット[Lippitt,Ronald Otis;1914〜1986]
リピットはどんな人? アメリカの社会心理学者で、アイオワ大学で修士号と博士号を取得し、ミシガン大学で心理学と社会学を教えていました。彼はレヴィンの指導のもとに、ホワイトと行った集団雰囲気に関する実験的研究は、グループ・ダイナミックスにおけ... -
心理学人名事典:コールバーグ[Kohlberg,Lawrence;1927〜1987]
ローレンス・コールバーグ コールバーグはどんな人物? ニューヨーク市生まれで、1958年にシカゴ大学で学位を取得しています。彼はイエール大学などを経て、1968年にはハーヴァード大学の教授に就任し、1974年には同大学の道徳教育発達センターの所長にな...