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ラッセルの欄間(らんま):組織の中に埋没して、自分の存在と自信を失う恐怖との戦い
ラッセルはどんな人? 〜哲学大図鑑(ウィル・バッキンガムほか 著)より〜 バートランド・ラッセル バートランド・ラッセル(1872〜1970年)は、イギリスの哲学者で、並外れた勤勉家だったといいます。彼の論文「怠惰への賛歌」は最初1932年に出版されま... -
心理学と公衆衛生看護学の学び直しをしています:認知症(No.4)
認知症 P106〜108 神経認知障害群(NCD)における認知症 認知症とは「一度獲得した認知機能が不可逆性に進行した結果、日常生活活動に支障が生じている状態」認知機能障害は「中核症状」と呼ばれ、DSM-5では必須症状とされた記憶障害が必須ではなくなり、... -
ダイエット作戦 No.18:体脂肪率と皮下脂肪率が少しずつ低下しています
だんだんと、ダイエットをしているという感覚がなくなってきました。1日の摂取カロリーについても計算をしているわけではないので日によって違いがあると思います。今は、夜の軽いストレッチと筋トレが効いているという感じです。きっと、もっと負荷をかけ... -
ヨナスの洋服:ワタシたちの行いの結果が、生き物の生命の永続と調和を保障するように着飾りたい
ヨナスはどんな人? ハンス・ヨナス(1903〜1993年)は、ドイツ生まれの実存主義哲学者で、ハイデッガーとブルトマンに学びました。彼は近代技術が人間に及ぼす影響とそれに対する倫理面について書きまとめ、実存主義の立場からグノーシス主義について研究... -
心理学と公衆衛生看護学の学び直しをしています:統合失調症(No.3)
統合失調症 P55〜59、P269〜271 統合失調症スペクトラム障害とは 統合失調症、統合失調症様障害、短期精神病性障害、妄想性障害、統合失調症型パーソナリティ障害、統合失調感情障害 など 統合失調症の病態 自我障害における能動感や自他境界感の喪失と併... -
心理学と公衆衛生看護学の学び直しをしています:心的外傷後ストレス障害(No.2)
心的外傷後ストレス障害 P79〜81 心的外傷後ストレス障害の主要症状 再体験症状(フラッシュバックや悪夢など) 回避症状 認知と感情の否定的変化 過覚醒症状 心理社会的要因 別の外傷的出来事を経験していること 以前から心理的問題を抱えていたこと ... -
ユングの湯ぎりざる:生き物にとって必要なものであれば何でも、種を育てる栄養となります
ユングはどんな人? カール・ユング ユングはスイスの精神科医で分析心理学の創始者で、1900年にバーゼル大学で医学を修めて、その後ブロイラーやジェネの指導を受け1907年にフロイトに出会っています。 彼は1875年6月26日に、スイスのプロテスタントの改... -
心理学と公衆衛生看護学の学び直しをしています: 抑うつ障害(No.1)
抑うつ障害 P260~262 抑うつ障害とは うつ病、重篤気分調節症、持続性抑うつ障害(気分変調症)、月経前不快気分障害など 認知モデル:Beck が、否定的な思考がうつ病の精神病理の中核と捉えていた。行動モデル:Ferster や Lewinsohn らは、うつ病患者は... -
ヤスパースのやかん:お茶を楽しむ直前に湧き立つ蒸気の怒りと、生きる力を知ることができる
ヤスパースはどんな人? 〜哲学大図鑑(ウィル・バッキンガムほか 著)より〜 カール・ヤスパース カール・ヤスパース(1883〜1969年)は、ドイツの哲学者にして精神医学者で、キルケゴールやニーチェから強い影響を受けたといいます。彼は実存主義哲学者... -
モンテーニュの物置:名声と平静さが並びたつことはある? ありえない?
モンテーニュはどんな人? 〜哲学大図鑑(ウィル・バッキンガムほか 著)より〜 ミシェル・ド・モンテーニュ ミシェル・ド・モンテーニュ(1533〜1592年)は、ボルドー近くの裕福な家庭に生まれました。しかし3歳までは貧しい農家に送られ、そこで成長した...
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心理学人名事典:ラザルス[Lazarus,Richard;1922〜2002]
ラザルスはどんな人? ラザルス ラザルスはニューヨークで生まれ、ピッツバーグ大学で博士号を取得したアメリカの心理学者です。彼はロサンゼルス大学バークレー校の教授で、実験的なストレス研究を行っていましたが、1970年代には人間の実生活の研究に関... -
心理学人名事典:オルポート兄弟[Allport,Floyd Henry;1890〜1978][Allport,Gordon Willard;1897〜1967]
Allport,Floyd Henry Allport,Gordon Willard オルポート兄弟はどんな人物? Allport,Floyd Henry;1890〜1978(兄) アメリカの心理学者で、1919年にハーヴァード大学で博士号を取得後、ノースカロライナ大学の教授となり、長くはシラキュース大学で教鞭... -
ラファエロの螺鈿(らでん):失って孤独になること、失って輝くもの、失って着地するところ
ラファエロの螺鈿(らでん):失って孤独になること、失って輝くもの、失って着地するところ 小さな家を建てる時、それは父なるもの、母なるものを「永遠に・・・」と考えること。gomagoma は段々と独立すべき時期が迫っているということを自覚しています... -
子どもの発達のために必要なトレーニングがあるとしたら:まずは共同注視から
共同注視:同じものを見て、ひとつの世界を共有する 同じものを一緒に見る「共同注視」はアタッチメントの形成の第一歩です。発達面で課題がある子どもの場合は、親となかなか視線が合わず、共同注視が遅れるのが特徴です。 視線があわせにくい場合は・・... -
子どもと親のこころを支える(8):アタッチメント理論(ボウルビィの愛着理論)について考える
霊長類のアタッチメント 霊長類を母親から離すと、最初は抵抗するけれど後に絶望を示すようになります。そして最終的には感情を示さなくなってしまう。ボウルビィは、乳児−母親の1体1の関係の重要性を課題にしていたということで、他のアタッチメント対... -
みんなの保健室 gomagomaplace 1
久しぶりに口内炎ができました。他に症状はありません。「私、元気なはずなのになぜ?」 と考えるのです。思い当たるふしはひとつ。この「ごまごまプレイス(gomagomaplace )2nd」を立ち上げるきっかけとなったサイトエラーです。自分では落ち込むことは... -
心理学を学ぼう(12):心理状態の観察及び結果の分析(キーワードを確認)
今回は正直いって、面食らった感じになっています。過去問題については消去法とかで何とか正答できたとしても、心理検査の略語と内容がわからないのです。この領域については学部に戻った感じでノートを作成し、まとめながら暗記するほかないな〜と思って... -
心理学人名事典:リピット[Lippitt,Ronald Otis;1914〜1986]
リピットはどんな人? アメリカの社会心理学者で、アイオワ大学で修士号と博士号を取得し、ミシガン大学で心理学と社会学を教えていました。彼はレヴィンの指導のもとに、ホワイトと行った集団雰囲気に関する実験的研究は、グループ・ダイナミックスにおけ... -
Essay のんびり気の向くままに:秋の夜長を少しでも安眠できるようにしたい
久しぶりに遠方から家族が帰省し、同じ部屋で就寝しました。するとびっくりするくらい熟睡して、朝までぐっすりでした。これはなぜ? 普段の睡眠環境が良くないらしい いつもは家人と同室で眠っていますが、夜間に3回くらいは音声(=いびき)で起きてしま... -
心理学を学ぼう(13):心理検査 ①【投映法・質問紙法/不安とうつ症状測定検査】
今回から3回程度は、心理アセスメントについて学習したいと思っています。この領域は略語も多いためどう進めようかと考えたのですが、幸いにも手持ちのテキストや辞書に「略語リスト」がありました。早速、確認をしました。 心理職にとってアセスメントは...