gomagoma– Author –
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今、3つに顔をもつ私がいる「還暦以降のライフスタイルを再構築する」
1つ目の顔:まだまだ働きたいという現役志向の私 老眼鏡がなくても読書やパソコン入力が出来るようになってきた。職場では子ども達と行動を共にする様になってから4カ月以上が経過した。常に躍動している自分が存在するからか!? 明らかに若返ってい... -
保健師・看護師・公認心理師の国家試験が近づいてきました「脳の構造と機能について学習します」
中枢神経系の機能について 今年は「心理学手帳 2025」を購入して毎日、職場に持参していますが、簡単な予定を記入するくらいで、あまり活躍をしていません。そこで今冬は手帳の「資料編」を参照して、大切そうな箇所をまとめてみたいと思います。保健・医... -
子どもの「ことばの遅れ」を専門家はどうみているのか:保健師・公認心理師試験にも出題される?
言語発達リスクについて 「1歳半から2歳で有意語がない」「3歳で2語文がない」場合は、注意しながら経過をみていきます。 主要な診察所見とは 出生前、周産期、新生児期の異常、発達歴、家族歴の聴取一般的な小児科診察、神経学的診察、発達評価聴力に... -
乳幼児期のことばの遅れ:個人差はありますが、言語発達の流れとその原因について考える
1歳から3歳までの「ことばの発達」には個人差があります 表出性言語の発達 乳児期喃語(babbling)の発達乳児時期早期から始まる「あーあー」「うーうー」といった発声のことを喃語といいます。生後7カ月頃から大人の会話から言語を選択しはじめると考... -
子どもの発達のために必要なトレーニングがあるとしたら:まずは共同注視から
共同注視:同じものを見て、ひとつの世界を共有する 同じものを一緒に見る「共同注視」はアタッチメントの形成の第一歩です。発達面で課題がある子どもの場合は、親となかなか視線が合わず、共同注視が遅れるのが特徴です。 視線があわせにくい場合は・・... -
SEL教育で科学的根拠に基づく非認知能力(EQ)を伸ばしたい「なぜ心の知能が大切なのか」
SEL(Social Emotional Learning) 社会性と情動の学習とは何? SELとは、1968年イエール大学の教授が子どもの問題行動を減らすために始めた教育です。重視するのは非認知的側面の育成で、それは自分と相手の感情を理解する社会性と情動の学習のことをい... -
今年の秋から児童発達支援センターに勤務しています「新しいサイトもスタートしています」
センターでは臨床心理士・公認心理師として過ごしていますが・・・ 現在、職場で看護職(=保健師)は私一人です。今は市町村で母子保健業務に従事していた頃のことを思い出しながら過ごしています。実はこちらのサイトをお休みしながら別サイトに時々、記... -
アラ還になってはじめて児童の発達支援センターの心理職なって感じた事
今までの知識や経験だけではどうにもならないこと 座学については今まで、テキストや専門書を読んでなんとかなることが多かったと思います。でも・・・現場では「知っていること」「理解していること」の他に「やってみることができる(=実践力)」という... -
エッセイ:新しい職場でデジタルデトックス「今週から発達支援の現場に勤務しています」
ただいま出勤前のひと時を過ごしています 今週から就学前の親子の皆さんが来所される施設で勤務しています。発達支援の現場は初めてで、スタッフの方々から教えていただきながら過ごしています。 今回の職場は自宅からとても近いので、通勤電車に乗る負担... -
心理職復帰前にすべきこと「壊れた電化製品からのメッセージを受け取る」
大きな台風接近前にすべきことがある 今、私は新しい職場にたどり着くための事前学習を進めています。いや、進めていたつもりが・・・・ とうとう自宅の冷蔵庫が機能を果たさなくなってしまいました。冷凍室が冷え切らないというレベルを遥かに超え、冷蔵...
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心理学人名事典:オルポート兄弟[Allport,Floyd Henry;1890〜1978][Allport,Gordon Willard;1897〜1967]
Allport,Floyd Henry Allport,Gordon Willard オルポート兄弟はどんな人物? Allport,Floyd Henry;1890〜1978(兄) アメリカの心理学者で、1919年にハーヴァード大学で博士号を取得後、ノースカロライナ大学の教授となり、長くはシラキュース大学で教鞭... -
心理学人名事典:ラザルス[Lazarus,Richard;1922〜2002]
ラザルスはどんな人? ラザルス ラザルスはニューヨークで生まれ、ピッツバーグ大学で博士号を取得したアメリカの心理学者です。彼はロサンゼルス大学バークレー校の教授で、実験的なストレス研究を行っていましたが、1970年代には人間の実生活の研究に関... -
心理学人名事典:イザード[Izard,Carroll Ellis;1924〜]
イザードはどんな人物? アメリカの感情心理学者であり、発達心理学者です。学位はシラキュース大学で博士号を取得し、デラウェア大学の教授の職につきました。 イザードの業績とは? 感情とは人類が適応課題に対処するために進化させたものであるという立... -
心理学人名事典:ムーア[Moore,O.K.]
ムーア[Moore,O.K.]とは? 応答する環境( responsive environment )を提唱 幼児や児童がその周囲の環境である人やモノに働きかけたとき、それらが適切に応答すると、手ごたえ感や効力感が感じられ、知的好奇心が喚起されます。つまり、「応答する環境... -
ラファエロの螺鈿(らでん):失って孤独になること、失って輝くもの、失って着地するところ
ラファエロの螺鈿(らでん):失って孤独になること、失って輝くもの、失って着地するところ 小さな家を建てる時、それは父なるもの、母なるものを「永遠に・・・」と考えること。gomagoma は段々と独立すべき時期が迫っているということを自覚しています... -
心理学人名事典:ツング[Zung, W. W.]
ツングはどんな人? ツァン (Zung, W. W.) は「SDS(Self-rating Depression Scale)=自己評価式抑うつ性尺度」の原案を作った人です。彼は、デューク大学に臨床医として在職している時にこれを作成し、日本においては1965年に福田一彦、小林重雄氏らで、... -
心理学人名事典:リピット[Lippitt,Ronald Otis;1914〜1986]
リピットはどんな人? アメリカの社会心理学者で、アイオワ大学で修士号と博士号を取得し、ミシガン大学で心理学と社会学を教えていました。彼はレヴィンの指導のもとに、ホワイトと行った集団雰囲気に関する実験的研究は、グループ・ダイナミックスにおけ... -
心理学人名事典:コールバーグ[Kohlberg,Lawrence;1927〜1987]
ローレンス・コールバーグ コールバーグはどんな人物? ニューヨーク市生まれで、1958年にシカゴ大学で学位を取得しています。彼はイエール大学などを経て、1968年にはハーヴァード大学の教授に就任し、1974年には同大学の道徳教育発達センターの所長にな... -
子どもの発達のために必要なトレーニングがあるとしたら:まずは共同注視から
共同注視:同じものを見て、ひとつの世界を共有する 同じものを一緒に見る「共同注視」はアタッチメントの形成の第一歩です。発達面で課題がある子どもの場合は、親となかなか視線が合わず、共同注視が遅れるのが特徴です。 視線があわせにくい場合は・・... -
子どもと親のこころを支える(8):アタッチメント理論(ボウルビィの愛着理論)について考える
霊長類のアタッチメント 霊長類を母親から離すと、最初は抵抗するけれど後に絶望を示すようになります。そして最終的には感情を示さなくなってしまう。ボウルビィは、乳児−母親の1体1の関係の重要性を課題にしていたということで、他のアタッチメント対...