心理学と公衆衛生看護学の学び直しをしています:自殺リスク(No.11)

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自殺リスク P117〜119

自殺の危険因子

自殺念慮の存在、深い抑うつ気分、頑固な不眠、食欲不振、焦燥などの精神状態
罪業妄想や貧困妄想などの微小妄想が伴う場合には、かなり危険度が高いと考えられます

家族や身近な人間に自殺者がいる、重症の身体疾患への罹患、慢性的な痛みの存在なども危険因子となります。
環境的には死別、離別、経済的損失や、相談相手がいない状況ではリスクが高くなります。

下山晴彦 中嶋義文 編「公認心理師必携 精神医療・臨床心理の知識と技能」2016 医学書院.

自殺総合対策大綱:平成19(2007)年に策定され、平成29(2017)年に見直し

重点施策

  1. 地域レベルの実践的な取り組みを支援・強化
  2. 国民一人ひとりの気づきと見守りを促す
  3. 調査研究等を推進する
  4. 人材の確保、養成および資質向上
  5. 環境の整備と、心の健康づくりの推進
  6. 適切なサービスを受けられるようにする
  7. 社会全体の自殺リスクを低下させる
  8. 自殺未遂者の再度の自殺企図を防ぐ
  9. 遺された人への支援を充実する
  10. 民間団体との連携強化
  11. 子ども・若者の自殺対策を更に推進
  12. 勤務問題による自殺対策を更に推進

「自殺総合対策大綱」は、平成19(2007)年6月に「自殺対策基本法」に基づいて策定されました。

目標:令和8(2026)年までに自殺死亡率を平成27(2015)年と比べ、30%以上減少させること。

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