エクリチュールの縁:素直に語る場を確保するための書き言葉

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エクリチュールの縁:素直に語る場を確保するための書き言葉

縁はアナタとワタシの内部と外部をつなぐ重要な居室の一部です。
新しい小さな家には東西南北に、縁側と広縁、濡れ縁を作りましょう。
いろんな場所に腰をおろす場所があるとみんなが集い、憩い、のんびりと過ごせます。

エクリチュールはフランス貴族の響き・・・
とてもおしゃれな語源を持つ言葉のように感じます。
パロールという話し言葉に対して用いられる、哲学の用語のひとつらしい。
エクリチュールとパロールの二項対立とその差異に注目したのは、フランスの現代思想家のジャック・デリダだといわれています。
gomagoma にとっては、書き言葉も話し言葉も同等に大事なものに思えます。
語る言葉が欲しい時、紙に書いて予行演習をしておくと気楽なことがあります。

声に出して伝えきれないことがある時、ココロの内部と外部を繋ぐ縁を設けて勇気を出す努力を重ねます。
随分、後回しになってしまうけれど・・・

gomagoma の家には少し広めの縁を設置しましょう。
素直に語る場所を確保するために。

言葉の解説

カーペンター

縁は居室の内部と外部をつなぐ部分で、「縁側」「広縁」「濡れ縁」などがあります。広い縁側で畳を敷き込んだものは「入側(いりかわ)」といいます。

縁側
フィロソファー

エクリチュールとは「書かれたもの」や「文字」、「書くこと」や「文体」「書き言葉」などを意味するフランス語です。この言葉は哲学の概念としてジャック・デリダが定式化しました。

江戸紫さまのエピソード「パープルな朝がやってきた」
【 浅葱色のアナタ、勿忘草のワタシ 〜gomagomaの色立体から〜 】

江戸紫の服を着用している人や犬はあまりいません。
いえ街では皆無に等しいかもしれません。

ちょっと待ってください。
たまたま gomagoma だけが偶然見かけないだけで、にわかに流行している可能性もあります。
この紫は青がベースで少し赤を混ぜ合わせた時に作り出すことができる色です。
名前が「江戸紫!」とちょっと粋な感じになっているので敷居が高くなっているのかも・・・

闇夜から朝日が昇り始めるほんのわずかな時間に江戸紫を薄めたような「パープル」が現れることがあります。
もう何年も見ることはできていませんが、希望が湧いてくる直前に隙間の時間と空間を盗むかのようにひょっこりと顔を出す色です。
江戸紫さま・・・といっても良いかもしれない。
ひどく落ち込んだ時に「あなたにも良いところはある。あなたらしい術や才能もどこかにあるはず!」と励まされたような感覚がある。
これだ。エピソード記憶だ。江戸紫さまの。
色は記憶を洗練し濃縮させ固着させる機能があるのではないだろうか。
青年 gomagoma にとっては渋めの色だけど、決して悪くない色だと思う。

えびのしま
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