みんなの保健室 gomagomaplace 5「ストレスを受けやすい人と受けにくい人」

心理的ストレスや社会的ストレスは、身体の不調にもつながる可能性があるものです。この不調を一般的には心身症といっていますが、その症状は呼吸器系や消化器系、循環器系など身体のあらゆるところにおよびます。
心理学ではストレスをもたらす外部刺激のことを「ストレッサー」と呼んでいます。
私たちの周りにはどんな「ストレッサー」があるのでしょうか?

目次

4つのストレッサーとは

物理的ストレッサー

暑さや寒さ、騒音、光、痛覚刺激、放射線など

化学的ストレッサー

薬物、有害な化学物質、酸素の欠乏や過剰、栄養不足など

生物的ストレッサー

細菌、ウイルス、炎症、カビなど

精神的ストレッサー

人間関係のトラブル、怒り、緊張、憎しみ、近親者との死別、貧困など

ストレスを受けやすい人と受けにくい人がいる

心臓外科医のフリードマンとローゼンマンは、心臓疾患の患者を観察する中で、ストレスを受けやすい「タイプA」と受けにくい「タイプB」の2つに分類ができることを明らかにしました。
あなたはどちらのタイプに近いですか?

タイプA

せっかち、挑戦的、野心的、仕事人間、競争好き・・・

タイプB

マイペース、従順、勝負にこだわらない、のんびり、プライベート重視・・・

心身症には、なりやすい性格傾向があると考えられています。
それは「アレキシサイミア」といわれ、真面目で感情表出が苦手で、何か頼まれごとをすると断れず頑張りすぎてしまうタイプの人です。
皆さんは頑張りすぎていませんか?

こんな時はストレス過剰に注意!

就職、転職、転勤、結婚、出産、離婚、定年退職、介護、死別・・・など身の回りの環境が急激に変化する時はストレスが過剰になりやすいと考えられます。このような人生の節目では心身症を発症させてしまう可能性が高くなると思います。これから春に向けて環境が変化する人が多くなる時期です。ストレス過剰にならないよう注意が必要です。

ストレスが過剰になって身体症状におよぶと・・・

狭心症、自律神経失調症、円形脱毛症、頭痛、眼精疲労、気管支喘息、過呼吸症候群、じんましん、アトピー性皮膚炎、高血圧、低血圧、動悸、胃痛、食欲不振、胃・十二指腸潰瘍、過敏性大腸症候群・・・などが発症する場合があります。

私(hokenC)のストレス発散法

  1. 午前中の日光にあたる
    「朝日はご馳走だと考えて犬の散歩を続けています」
  2. 好きな動画や映画を楽しむ
    テレビや映画館、携帯電話、タブレットなどで物語やドキュメンタリー、動物動画・・などを観ています。
  3. 食事は栄養バランスを考えて野菜を多く取る
    基本的には好きなものを楽しみながら味わっています。甘いものやコーヒーなども大好きです。
  4. アルコールは今は全く飲んでいません
    誘われたら楽しく少量ならいただけます。機会があれば楽しみたいです。
  5. 起床時間は早いです
    午前6時までには完全に起きているので、夜は眠くなったらすぐさま布団の中に入っています。
  6. 心配事や面白くない用事は放置しない
    迷っている期間はどうしてもストレスフルになるので、嫌でも自分のことは早めに取りかかり終わらせています。
  7. 予期せぬ災害に備えています
    いざという時にパニックになることを少しでも軽減するため避難方法を考えたり、備蓄品のチェックなどを行っています。備えあれば憂いなしです。
  8. 犬の散歩以外には特別な運動はしていません
    一見、運動不足の状況ですが床掃除や植栽の手入れなどして体を動かすように心がけています。
  9. 特別な趣味はありません
    「これぞ!」といえるほどのものはないので、この「ごまごまプレイス」で勉強したり、記事を書いたりして集中する時間と場所があることが今、ストレス発散になっています。

なるべく自分自身の本能に従った方向性を目指しています。
「これは私が好きなこと? やりたいこと? やるべきこと?」と日々、自問自答しています。
時間に追われ、睡眠不足になるのが最もストレス過剰になり悪影響と考え、時間の調整をするようにしています。

あせらずゆっくりが僕のスタイルです

文 献

大井晴策「プロが教える心理学のすべてがわかる本」ナツメ出版、2012.

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