研修会に参加できてよかった 〜当日のリアル〜
あと20分程度で研修が始まる。今回は大きめのホールにおいて倫理に関する講演会が行われる予定。周りは防寒対策を万全に準備されたモコモコの装備の方々。昨夜は開催が危ぶまれるような「中止」の可能性を示唆するメールが届いていたっけ・・・。
普段は自家用車で出勤する私にとっては、バスや電車を利用することは新鮮そのもの。駅の改札ではICカードの不具合で駅員さんの手助けを得る羽目に・・・すでに改札を通過しているのに2回目のタッチをしてしまったとのことだった。
会場の周辺には30分以上も前に到着し、朝の散歩を兼ねて有名な神社に行ってきた。看護学生の頃は原付で通過するだけの場所だったけれど、参拝してみると厳かな空気感が漂っていた。
どうか何事も安産でありますように・・・
私は今、還暦を前にしてボーダーラインを越えたり、越えなかったりしている。今春には保健師の現場にアルバイトとして戻っていく。保健師の養成に従事していた経験はあるけれど、スタッフとして勤務するのは20数年が経過している。大丈夫だろうか?
私のお仕事 ラストスパート
自分の進路など、こういったことは自分が決めるというよりも、時間の流れとともに誰か別の存在が決定権を持っているような気がする。おそらくそうだろう。これからは経済的なものを重視するというよりも、自分の体力や気力、認知能力などと相談しなくてはならない。また安易に高齢者枠に甘んじて「安価な労働者」になってもいけない。これから結婚や子育てをしたいと考えている若い専門職の方々の生活が保障される待遇も意識しなければならない。
福祉の領域では一般企業に就職するよりも、年収は100万円単位で低くなってしまうことがままある。現在の私の年収はフルタイムで働いている我が子の労働賃金よりもかなり低い状態になっている。人と関わるお仕事の必要性や、やりがいを考えるととても残念な現状があると言えるだろう。
それでもなくてはならないお仕事であるならば、誰かがやり続けなくてはならないものだ。
果たして私に残された職業人としての期間はいかほどか・・・今、私はこれから国家試験を受験される皆さんと同じような心境でもある。無事合格するだろうか・・・どうか・・・安産でありますように。
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